ここは和歌山県橋本市に位置するのどかな農村集落。
7つの小さい集落から形成され、今でも昔ながらの風景や暮らしが息づいています。
「信太といえばコレ!」という名物や派手な観光スポットはありませんが、
温かい人々、自然に囲まれた景色、農村ならではの穏やかな時間など、
地域の良さが「じんわり」としみ出てきます。
信太を読み解く12のキーワード
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ごうせい
山に囲まれた信太では、田畑や家の手入れで自然と体を動かしお年寄りもみんな元気! 誰かが作業しているのを見かけると「ごうせいやな〜」と声をかけ合う。黙々と色々な作業をしながらもパワフルな(豪勢な)人々の熱量が、じんわりいい。
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牛滝さん
かつては牛が農作業や運搬などの生活の重要な部分を担っていた信太。今でこそトラクターに代わりましたが、各集落には「牛滝さん」と呼ばれる牛を祀る祠や石碑が残っています。家族の一員でもあった牛を大切に思う心が、じんわりいい。
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タクシー通学
山間部では見かける頻度が少なくなってきた子どもたち。そんな子どもを見かけると、みんな優しく声をかけてくれます。小学校が遠い地域へはタクシーが迎えにきてくれる地域も!? 子どもを思いやるという地域の雰囲気が、じんわりいい。
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腸活
信太の食といえば、身近なお漬物のほか、梅雨明けの梅干し、余った夏野菜を活用する金山寺味噌、冬に仕込むお味噌づくりなどの発酵食品が思い浮かびます。決して派手ではないけれど、農村ならではの味が、じんわりいい。
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パーマカルチャー
農を営みながら、子孫に田畑を繋ぎ、資源の循環を考え、身の回りにある材を最大限に活用する。自然とパーマカルチャーの考えを実践する農村の生活。昔からのあたりまえの暮らしが、じんわりいい。
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南無大師遍照金剛
信太は高野山の真言宗の影響が強い地域。場所によっては「講」といって集落の住民が集まり、神仏にお経を唱える行事が残っています。自らの心も清めてくれるようなお経の音色が、じんわりいい。
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ふれあい
正式名称「ふれあい農産物販売所」。信太地区の住民が農作物を持ち寄り販売しています。朝5時にオープンし、8時には閉店するため早起き必須。信太地区の情報交換の場にもなっている超ローカルな雰囲気が、じんわりいい。
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あそんどる
空き家や遊休農地なども増えてきた信太。あえてポジティブに見れば、想像次第で人それぞれが自分らしい暮らしをつくっていけるという見方もできるかも? 「遊んどる」場所で新たに遊べる余白が、じんわりいい。
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倍返し!
ちょっとしたお土産をわたすと、倍以上の野菜や果物が返ってくることもしばしば。何かに困って相談や小さなお願いごとをすると、想像の倍以上のことを手助けしてくれる。みんなで助け合う暮らしが、じんわりいい。
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サラサラ、ゲコゲコ、ホーホケキョ
ふとした瞬間に癒される川の音。ウグイスの音で春を感じ、夏はカエルの大合唱を聞きながら眠りにつく。しずかな冬は風の音が鮮明に。四季折々に聞こえてくる様々な音色が、じんわりいい。
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オーケストラ
7地区で形成する信太は地域ごと、さらには家庭ごとに仕事やキャラクターもさまざま。でもひと度みんなで協力して行う掃除や地域行事になると阿吽の呼吸で、まさにオーケストラのよう。いろいろな個性が調和している様子が、じんわりいい。
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あわい
大自然と町の間に位置する里山、信太。大阪と奈良の県境にも近く、かつては高野山への参詣道として人が往来する場所でもありました。秘境のような景色もあるのにアクセスもそこまで悪くない。ちょうどいい暮らしが、じんわりいい。


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ときどき、しのだ。
信太の暮らしの様子やイベント情報をお届けします。
ときどき思い出して、のぞいてみてください。